貴志俊彥
貴志俊彥(1959年—)是一名知名日本歷史學家,現任京都大學東南亞地區研究研究所教授,日本學術會議第25-26期連攜會員(地域研究委員會:2020.10-2026.9),日本學術振興會學術系統研究中心主任研究員(2020.4-2023.3)、東洋文庫研究員(客員)等公職。主要研究範圍是20世紀東亞史、媒體研究等等。
貴志俊彥 | |
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出生 | 1959年 兵庫縣 |
母校 | |
職業 | 歷史學家 |
雇主 |
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生平
編輯生於兵庫縣,1993年取得廣島大學文學碩士。曾任島根縣立大學教授、神奈川大學教授。
他利用區域研究和國際關係論的方法論證理論,逐步對近現代東亞地區各主題展開進文獻學實證研究。 近年,主要是嘗試透過通訊傳播和媒體史、移民研究等,來比較分析東亞地區,摸索其非文字資料研究的可行性。還有,他重視相關東亞地區的史資資訊的共享,也在積極嘗試著去做,期望構築一個用日本所藏的史料構成的數碼數據庫,他重視從日本向世界傳播對區域研究有貢獻的信息和數據<ref>「京都大學教育研究活動Database」https://kyouindb.iimc.kyoto-u.ac.jp/j/eT7zK (頁面存檔備份,存於網際網路檔案館)<ref>。
著書
編輯單著
編輯- 『帝國日本のプロパガンダ――「戦爭熱」を煽った宣伝と報道』(中公新書2703)(中央公論新社、2022年6月、総232頁) ISBN 978-4-12-102703-0
- 『アジア太平洋戦爭と収容所ー重慶政権下の被収容者の証言と國際救済機関の記録からー』(アジア環太平洋研究叢書 第4巻)(國際書院、2021年2月)
- 『中國の歴史・現在がわかる本』第一期1巻(20世紀前半の中國)(かもがわ出版、2017年2月、総36頁)
- 『日中間海底ケーブルの戦後史――國交正常化と通信の再生』(吉川弘文館、2015年2月、総254頁)
- 『東アジア流行歌アワー――越境する音 交錯する音楽人』(岩波現代全書15)(岩波書店、2013年10月、総288頁)
- 『満洲國のビジュアル・メディア――ポスター・絵はがき・切手』(吉川弘文館、2010年6月、総248頁)
- 韓文版『비주얼 미디어로 보는 만주국:포스터·그림엽서·우표』전경선 역(서울:소명출판、2019年3月、総306頁)
編著・共編著
編輯- (鍾淑敏)『視覺臺灣:日本朝日新聞社報導影像選輯』(中央研究院臺灣史研究所、2020年12月、総443頁)
- (朱益宜・黃淑薇) 『描かれたマカオ―ダーウェント・コレクションにみる東西交流の歴史 Images of Macau: East-West Exchange and the Derwent Collection』 日英両文併記(勉誠出版、2020年2月、総227頁)
- (泉水英計・名嘉山リサ)『よみがえる 沖縄 米國施政権下のテレビ映像―琉球列島米國民政府(USCAR)の時代』(不二出版、2020年2月、総281頁)
- (村松弘一)『古寫真・絵葉書で旅する東アジア150年』(勉誠出版、2018年3月、総176頁)
- (白山眞理)『京都大學人文科學研究所所蔵 華北交通寫真資料集成』全2巻(國書刊行會、2016年11月、論考編総335頁、寫真編総443頁)
- (川島真・孫安石)『増補改訂 戦爭・ラジオ・記憶』(勉誠出版、2015年8月、総632頁)
- (山本博之・西芳実・谷川竜一)『記憶と忘卻のアジア』(青弓社、2015年3月、総248頁)
- (松重充浩・松村史紀)『二〇世紀満洲歴史事典』(吉川弘文館、2012年12月、総840頁)
- (土屋由香・林鴻亦)『美國在亞洲的文化冷戰』(台北:稲郷出版社、2012年6月、総291頁)
- (土屋由香)『문화냉전과 아시아: 냉전 연구를 탈중심화하기(文化冷戦とアジア--脫中心化する冷戦研究)』김려실(金麗實)訳、Seoul:소명출판、2012年6月、総336頁)
- 『近代アジアの自畫像と他者 - 地域社會と「外國人」問題』(京都大學學術出版會、2011年3月、総400頁)
- (大里浩秋・孫安石)『中國・朝鮮における租界の歴史と建築遺産』(御茶の水書房、2010年3月、総348頁)
- (谷垣真理子・深町英夫)『模索する近代日中関係-対話と競存の時代-』(東京大學出版會、2009年6月、総342頁)
- (土屋由香)『文化冷戦の時代-アメリカとアジア-』(國際書院、2009年2月、総281頁)
- (川島真)『資料で読む世界の8月15日』(山川出版社、2008年7月、総230頁)
- (川島真・孫安石)『戦爭・ラジオ・記憶』(勉誠出版、2006年3月、総360頁)
- (甘懐真・川島真)『東亜視域中的國籍、移民與認同』(東亜文明研究叢書58)(台北:台灣大學出版中心、2005年12月)
- (荒野泰典・小風秀雅)『「東アジア」の時代性』(渓水社、2005年6月、総244頁)
- (天津地域史研究會(リンダ・グローブ・浜口允子・貴志俊彥))『天津史-再生する都市のトポロジー-』(東方書店、1999年6月、総294頁)
- (劉海岩・張利民)『天津史文獻目録』(東洋學文獻センター叢刊別輯23)(東京大學東洋文化研究所附屬東洋學文獻センター、1998年3月、総497頁)
監修
編輯- (井村哲郎)『中國占領地の社會調査3(都市不動産慣行調査)』第16巻~第25巻(近現代資料刊行會、2022年2月)
- (泉水英計・名嘉山リサ)『よみがえる 沖縄 米國施政権下のテレビ映像―琉球列島米國民政府(USCAR)の時代 DVD編』6枚組(不二出版、 2020年2月)
- (井村哲郎)『中國占領地の社會調査3(都市不動産慣行調査)』第1巻~第15巻(近現代資料刊行會、2016年11月)
- 『中國占領地の社會調査2(政治・経済編)』第28巻~第36巻(都市インフラ調査①~⑨)(近現代資料刊行會、2014年1月、総5704頁)
共著
編輯- 陳來幸編『冷戦アジアと華僑華人』(風響社、2023年3月、416-436頁「ペルー華僑の出入國問題と冷戦期に至る中秘関係」)
- Harald Meyer, Shiro Yukawa, Nadeschda Bachem (Hg.), East Asia at a glance: 60th signage. Birthday of Reinhard Zöllner, Gossenberg: OSTASIEN Verlag, November 2021.
"Das Schicksal der Deutschen in Kriegszeiten aus asiatischer Perspektive: Am Beispiel der Wohlfahrtsarbeit des Christlichen Vereins Junger Männer in China während des Zweiten Weltkriegs,」 S. 235-264.
- Kaoru Ueda ed., Fanning the Flames: Propaganda in Modern Japan, Hoover Institution Press, June 2021.
"Mᴜʟᴛɪɴᴀᴛɪᴏɴᴀʟ Pᴇʀsᴘᴇᴄᴛɪᴠᴇs ᴏғ Vɪsᴜᴀʟɪᴢᴇᴅ Jᴏᴜʀɴᴀʟɪsᴍ ᴏɴ ᴛʜᴇ Sɪɴᴏ-Jᴀᴘᴀɴᴇsᴇ Wᴀʀ: Cᴏᴍᴘᴀʀᴀᴛɪᴠᴇ Sᴛᴜᴅʏ ᴏғ Mᴇɪᴊɪ Jᴀᴘᴀɴ, Qɪɴɢ Cʜɪɴᴀ, ᴀɴᴅ Eᴜʀᴏᴘᴇ," pp. 42-55. "Vɪsᴜᴀʟ Mᴇᴅɪᴀ Tʀᴇɴᴅs ᴅᴜʀɪɴɢ ᴛʜᴇ Rᴜssᴏ-Jᴀᴘᴀɴᴇsᴇ Wᴀʀ Pᴇʀɪᴏᴅ: A Cᴏᴍᴘᴀʀᴀᴛɪᴠᴇ Sᴛᴜᴅʏ ᴏғ Mᴇɪᴊɪ Jᴀᴘᴀɴ ᴀɴᴅ Cᴢᴀʀɪsᴛ Rᴜssia," pp. 80-91.
- 岩間一弘 編著『中國料理と近現代日本ー食と嗜好の文化交流史』(慶應義塾大學出版會、2019年12月、p323-337「太平洋戦爭下の食と健康――中國の日本人俘虜は何を食べていたのか」)
- Günther Distelrath, Hans Dieter Ölschleger, Shiro Yukawa (Hg.), Nordostasien in Medien, Politik und Wissenschaft, EB-Verlag, 2019, S. 87-127, "Das Bild von „Aufbau「 und „Entwicklung「 der lokalen Gesellschaft im Spiegel von illustrierten Zeitschriften der Mandschurei."
- 土田哲夫編『近現代東アジアと日本ー交流・相剋・共同體』(中央大學出版部、2016年11月、p151-178「戦爭と平和のメディア表象―満鉄発行のグラフ誌を手がかりとして」)
- 羽田正編『地域史と世界史』(MINERVA世界史叢書1)(ミネルヴァ書房、2016年10月、p40-62「東アジア—相関する地域・交錯する地域像」)
- 西崎文子・武內進一編『紛爭・対立・暴力―世界の地域から考える』(岩波ジュニア新書842)(岩波書店、2016年10月、p131-154「中國―キリスト教徒に対する許容と排斥の境界」)
- 村上衛編『近現代中國における社會経済制度の再編』(京都大學人文科學研究所附屬現代中國研究センター、2016年9月、p429 - 467「1970年代東アジアにおける広帯域通信ネットワークの形成ー沖縄–台灣間海底ケーブルの建設を契機として」)
- 吳偉明編『在日本尋找中國―現代性及身份認同的中日互同』(香港中文大學出版社、2013年、p223 -244「『朝日新聞富士倉庫資料』與中日戦爭照片審査問題」)
- 淺野亮・川井悟編著『概説近現代中國政治史』(ミネルヴァ書房、2012年7月、p247 - 271「國旗・國徽・國歌―『中國』をめぐるシンボルとアイデンティティ」)
- 和田春樹他編『岩波講座東アジア近現代通史』別巻(アジア研究の來歴と展望)(岩波書店、2011年9月、p313 - 336「東アジアにおける『流行歌』の創出―クロスオーバーするレコードと音楽人」)
- 大里浩秋・孫安石編著『租界研究新動態』(上海人民出版社、2011年3月、p24 - 53「従天津的租界接収問題看東亜地域秩序的変動」)
- 傅高義・平野健一郎編『日中戦爭期中國の社會と文化 』(慶應義塾大學出版會、2010年6月、p97 - 112「日中戦爭期、満洲國の宣伝と芸文――甘粕正彥と武藤富男」)
- 飯島渉・村田雄二郎・久保亨編『シリーズ20世紀中國史』第2巻(東京大學出版會、2009年8月、p191 - 211「通信メディアの展開と國際関係」)
- 西村成雄・田中仁編『中華民國の制度変容と東アジア地域秩序』汲古書院、2008年3月、121~137頁「戦時期上海の印刷業界の苦悩と希求-『芸文印刷月刊』(1937~1940)を通じて-」
- 佐藤卓己・孫安石編『東アジアの終戦記念日 - 敗北と勝利のあいだ - 』(ちくま新書、2007年7月、p222 - 239「戦後中國の「戦勝」報道」)
- 宇野重昭編『北東アジア研究と開発研究』(國際書院、2002年6月、p211 - 232「近代中國における<都市>の成立―不平等條約下の華と洋―」)
- 宇野重昭・増田祐司編『北東アジア世界の形成と展開』(日本評論社、2002年3月、p153 - 183「日中戦爭期、東アジア地域におけるラジオ・メディア空間をめぐる政権の爭覇」)
- 曽田三郎『近代中國と日本 - 「提攜」と「敵対」の半世紀』(お茶の水書房、2001年3月、p259 - 290「天津租界電話問題をめぐる地域と國家間利害」)
- 西村成雄編『現代中國の構造変動 第3巻:ナショナリズム-歴史からの接近 - 』(東京大學出版會、2000年3月、p175 - 200「近代天津の都市コミュニティとナショナリズム」)
- 曽田三郎編『中國近代化過程の指導者たち』(東方書店、1997年2月、p253 - 285「永利化學工業公司と范旭東-抗戦下における國家と企業-」)
- 橫山英・曽田三郎編『中國の近代化と政治的統合』(渓水社、1992年12月、p141 - 173「『北洋新政』體制下における地方自治制の形成 - 天津県における各級議會の成立とその限界 - 」)
雑誌論文
編輯- 「映畫広報人青山唯一が遺したもの ―初の大陸映畫『東洋平和の道』をめぐって」(『史學研究』第305 號(広島史學研究會創立90周年記念號)、2020年3月31日、290-316頁)
- 「中國近現代史研究のパラダイム・シフトの可能性―私たちはいかに対応すべきか?」(日本現代中國學會學會誌『現代中國』第93號、2019年9月30日、59 - 66頁)
- (北本朝展・西村陽子・石川禎浩)「華北交通アーカイブ―戦時期広報用寫真の研究データベース構築と社會の反応」(『情報処理學會技術報告』2019-CH-121巻12號 、2019年7月25日、1-8頁)
- 「국경분쟁, 영토문제와 보도 미디어: 아사히(朝日)신문사 후지(富士)창고 자료의 『몽골 관련 사진』」(『만주연구(満洲研究)』제27집、2019年4月、11 - 38頁)
- (亀田尭宙・原正一郎)「東アジア絵葉書データベースのシステム設計 」(『研究報告人文科學とコンピュータ(CH) 』2019-CH-119巻、12號、2019年2月9日、1-4頁)
- 「東亜的時代性」(孫江主編『人文亜太』第1輯、南京大學出版社、2018年4月、344ー368頁)
- 「第二次世界大戦期間畫報中有関「事変」與「開発」的媒體表象:以満鉄発行的『満洲畫報』、『北支畫刊』為線索」(孫秀惠主編『終戦七十年週年:日本帝國及其殖民地的戦爭動員與視聴伝播 學術討論會論文集』國立政治大學広告學系・伝播學院、2016年6月、1-22頁)
- 「植民地初期の日本-臺灣間における海底電信線の買収・敷設・所有權の移轉」(『東洋史研究』第70巻第2號、2011年9月、105 - 139頁)
- "Effects on the Republic of China of the Collapse of the "Empires" after the First World War: Restoration of Sovereignty in the Former Concessions of Germany and Austria-Hungary" (『年報 非文字資料研究」』第6號、神奈川大學非文字資料研究センター、2010年3月、107 - 118頁)
- 「戦爭とメディアをめぐる歴史畫像デジタル化の試み - 満洲國ポスター & 伝単データベース」(『アジア遊學』第113號、2008年8月、68 - 74頁)
- 「Source Material Digitalization and Chinese Studies in Japan」, Asia Research Trend, New Series, No.3(Toyo Bunko、2008年7月、81 - 93頁)
- 「Fusion and Crack between Cultural Policy and Placation Policy in Manchukuo」, Journal of Manchurian Studies, No.7(韓國、2007年10月、93 - 129頁)
- 「An Analysis of「Victory over Japan Day」Reporting in Chinese Newspaper Media」(『北東アジア研究』第12號、2007年2月、1 - 17頁)
- 「中國學と地域情報學の學際的連攜-史資料の共有化とデジタル・データベースの可能性」(京都大學地域研究統合情報センター・京都大學東南アジア研究所・京都大學大學院アジア・アフリカ地域研究科『シンポジウム地域研究と情報學:新たな地平を拓く 講演論文集』、2007年2月、97 - 105頁)
- 「長崎上海間『帝國線』をめぐる多國間交渉と企業特許権の意義」(『國際政治』第146號、2006年11月、21 - 38頁)
- 「第一次大戦後の在華外國人管理問題-條約未締結國國民の法的処遇をめぐって」(『アジア研究』第52巻第3號、2006年7月、35 - 50頁)
- 「近代中國における國家と民間団體とのかかわり−天津安徽會館関連檔案から−」(『近きに在りて 』第49號、2006年5月、30 - 42頁)
- 「東アジア地域の経済関係と政治戦略 - 『東アジア共同體』構想をめぐる日中韓のヴィジョン形成 - 」(『総合政策論叢』第11號、2006年3月、183 - 191頁)
- 「東アジアにおけるトランスナショナル・コミュニティの歴史と現狀」(『北東アジア研究』第10號、2006年1月、1 - 9頁)
- (石川正敏・井上治)「北東アジア地域の社會科學研究のための資料・書誌情報データベース」(『メディアセンター年報』第4號、島根県立大學メディアセンター、2004年3月、35 - 41頁)
- 「日清戦爭勃発前年の北東アジアの政治と社會 - 原田藤一郎『亜細亜大陸旅行日誌並清韓露三國評論』を通じて - 」(『メディアセンター年報』第4號、2004年3月、2 - 12頁)
- 「國民政府による電化教育政策と抗日ナショナリズム - 「民衆教育」から「抗戦教育」へ」(『東洋史研究』第62巻第2號、2003年9月、126 - 153頁)
- 「重慶國民政府による日本語プロパガンダ放送」(『アジア遊學』第54號、2003年8月)
- 「日中通信問題の一斷面 - 青島佐世保海底電線交渉をめぐる多國間交渉 - 」(『東洋學報』第83巻第4號、2002年3月、33 - 57頁)
- 「日中通信問題的一個斷面―囲繞青島佐世保間海底電纜一事的多國交渉」(『城市史研究 』第21輯、天津社會科學院出版社、2002年3月、255 - 272頁)
- 「帝國の『分身』の崩壊と『異空間』の創出 - 第一次大戦期の天津租界接収問題をめぐって - 」(『近きに在りて』第39號、2001年8月、235 - 252頁)
- 「戦時下における対華電気通信システムの展開 - 華北電信電話株式會社の創立から解體まで - 」(『北東アジア研究』第1號、2001年3月、245 - 268頁)
- 「中國城市史研究的課題及其尋求的理論結構框架」『中央研究院近代史研究所通訊』第30期(台北:中央研究院近代史研究所、2000年9月、73 - 89頁)